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2012年10月19日金曜日

高山病の予防目的のアセタゾラミド

高山病; Acute mountain sickness, high altitude headache
高所にて生じる肺水腫や脳浮腫で, しばしば致命的となる.
多い症状としては頭痛, 悪心, 嘔吐, めまい, 倦怠感, 不眠症状が主で, 3000mに満たない高所でも生じる.
予防としてはゆっくりと登山することが推奨されているが, 3000mを超える登山の場合は薬剤的予防が勧められる.

高山病の薬物予防; Acetazolamide (BMJ 2012;345:e6779)
3000m以上の登山を行う群をAcetazolamide vs Placeboに割り付け, 高山病の頻度を比較した11 RCTsのMeta-analysis.
(Acetazolamide 250mg, 500mg, 750mg/d)
Outcome;
Acetazolamideは有意に高山病のリスクを低下させる. また, Doseは250mgで十分.


Dose
Control
Acetazolamide
RR
NNT
250mg
35%
19%
0.54[0.39-0.74]
6[5-11]
500mg
30%
14%
0.47[0.36-0.62]
7[6-9]
750mg
56%
20%
0.35[0.21-0.57]
3[3-5]
Total
33%
16%
0.47[0.39-0.57]


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