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2013年10月25日金曜日

胸水ドレナージの際に凝固補正は必要か?


Chest 2013;144:456-463
INR>1.6 and/or PLT <50kで, 胸腔穿刺をした1009例の解析.
 全例USを使用して胸腔穿刺を施行. US直視下で5Fのドレーンを挿入する手技.

 穿刺前にFFPやPLT輸血で補正しなかった例が706例,
 補正して穿刺を施行した例が303例であった.


非補正群
補正群
p
PLT<50k
14%
43%
<0.0001
PLT
216k[4-1278]
154k[10-750]
<0.0001
INR>1.6
89%
68%
<0.0001
INR
1.9[0.9-7.6]
1.8[0.9-4.2]
<0.0001


出血合併症は
 非補正群で0例(0%[0-0.68]), 補正群で4例(1.32%[0.51-3.36]).

補正しようがしまいが出血は少ない. 
ただし5F程度の細いドレナージでの話.
 凝固能異常の患者でドレナージする必要がある場合は,
 なるべく細いチューブでUSで描出しながらできるならばそれも可、ともとれる。