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2014年1月3日金曜日

髄膜炎に対するJolt accentuation of headacheのStudy; ERを受診した患者群 その2

髄膜炎に対するJolt accentuation of headacheのStudy; ERを受診した患者群 ①

その1は↑から

American Journal of Emergency Medicine 32 (2014) 2428
2006-2009年にERを受診した18y以上の髄膜炎疑いでLPを施行された患者230名のProspective cohort. 
マンハッタンのSt Luke’s Hospital, Roosevelt HospitalのER
意識障害や, 同意を得られない患者群は除外

230名中, LPにてCSF-WBC上昇を認めたのは47例(20%)
CSF培養陽性率は3例(6%)で, Neisseria meningitiditis, Cryptococcus neoformans, Enterovirusであった. (つまりほぼすべてがウイルス性)

上記患者群において, Jolt accentuation of headacheやKernig sign, Brudzinski signの髄膜炎診断に対する感度, 特異度を評価

Jolt accentuation of headacheは感度21% 特異度82%.
発熱や頭痛, 項部硬直, Kernig sign, Brudzinski signも同様に髄膜炎診断に対して有用とは言えない.
KernigやBrudzinskiは, 所見があれば, 中等度のCSF-WBC上昇をアウトカムとした LRは上昇するが, 感度7%程度と非常に低い.