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2014年2月19日水曜日

二次性高血圧症の頻度

Hypertens Res 2004; 27: 193202
日本国内の一般外来において, 1020例の高血圧患者を評価(@ 横浜労災病院)
 初期評価でアルドステロン, レニン, コルチゾール, 血中カテコラミン, 腹部USを施行.
 異常を認めた症例ではさらに精査を行い評価した.

結果;
 本態性高血圧は90.9%
 二次性高血圧症は,
 Primary aldosteronism 6.0%, Renovascular hypertension 0.5%, Cushing’s syndrome 1.0%, Preclinical Cushing’s 1.0%, Pheochromocytoma 0.6%であった

このStudyと他の同様のStudyの二次性高血圧症のまとめ
二次性高血圧症は高血圧全体の5-10%程度を占める.
その中では腎性高血圧症, アルドステロン症の頻度が高い傾向.

このStudyで推奨された二次性高血圧症評価のフローチャート