ブログ内検索

2015年1月26日月曜日

神経性疼痛に対する薬物治療のメタ

Pharmacotherapy for neuropathic pain in adults: a systematic review and meta-analysis.
Lancet Neurol. 2015 Jan 6. pii: S1474-4422(14)70251-0.

書いている時点で一番新しいメタアナリシス。

NNT
投与量
添付文章
推奨
三環系抗うつ薬
(
主にアミトリプチリン)
3.6[3.0-4.4]
25-150mg
同じ
1st
SNRI
(
主にデュロキセチン)
6.4[5.2-8.4]
デュロキセチン 60-120mg
ベンラファキシン 150-225mg
デュロキセチン ~60mg
1st
プレガバリン
7.7[6.5-9.4]
300-600mg
同じ
1st
ガバペンチン
7.5[5.9-9.1]
1200-3600mg
~2400mg
1st
トラマドール
4.7[3.6-6.7]
200-400mg
同じ
2nd
強オピオイド
4.3[3.4-5.8]


3rd
カプサイシン8%
10.6[7.4-18.8]
末梢神経性のみ
国内に薬剤なし
2nd
ボルリヌス毒素A
1.9[1.5-2.4]
末梢神経性のみ

2nd

添付文章投与量は国内の最大投与量を示す。
少量より開始する必要あり。

デュロキセチンとガバペンチンは海外よりもDoseが少ないため、これを同じ効果が期待できるのかは不明。
アミトリプチリンとプレガバリンは海外と同じ用量が使用可能なので、副作用がなければこちらの方が効果は期待できるかもしれない。

ちなみに、TCAとガバペンチンの単剤治療と併用療法をCross−overで比較したProspective studyでは、併用療法の方が有意に疼痛改善効果が高い(糖尿病性神経症とヘルペス後神経痛の患者を対象) ( 2009 Oct 10;374(9697):1252-61)

またプレガバリンは脊柱狭窄症患者の間歇性症状には効果が認められなかった(DB−RCT)
(Neurology® 2015;84:265–272)