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2018年4月16日月曜日

一酸化炭素中毒の急性期MRI所見と予後

(JAMA Neurol. 2018;75(4):436-443.)
韓国におけるCohrot study.
急性のCO中毒で受診し, 頭部MRIを評価された433例を解析.
さらにフォローできなかった症例やCPA症例などは除外し387例において急性期のMRI所見と神経後遺症リスクを比較.
・CO中毒の対応は100%O2投与が基本.
 意識障害, 神経症状, 心血管障害, 重症アシドーシス, COHb≥25%では高気圧酸素療法を行なった.
・MRI1.5Tを使用し, DWIで評価.

患者群のデータ

頭部MRI所見
・26.9%DWIの高信号あり.
多いのは淡蒼球

頭部画像の例

晩期神経障害のリスク

・COの暴露期間とMRI異常所見が有意なリスク因子となる
 特にMRI所見は強いリスク因子
・来院時意識障害もリスクを上昇させる可能性

MRI異常所見は,
感度 75.2%[66.9-83.7], 特異度 90.2%[86.8-93.7]晩期神経障害を示唆する所見